競輪用語
 

よく使われている競輪用語

★星印は勝ち負けに関係する事柄

「あ」行

☆青板(あおばん)
残り3周のこと。ホーム・ストレッチ・ライン(決勝線のある側の直線走路)で、選手に残り3周を示す表示板が青地であることに由来する。

★赤旗(あかはた
競走中、失格に該当する行為があったと疑われた場合に、審判員が掲げる赤い旗。

☆赤板(あかばん)
残り2周のこと。ホーム・ストレッチ・ライン(決勝線のある側の直線走路)で、選手に残り2周を示す表示板が赤地であることに由来する。

☆上がりタイム
最終周回のバック・ストレッチ・ラインから決勝線までの半周のタイム。

★脚見せ(あしみせ)
出場選手がレース前にバンクで練習走行をすること。選手はラインの形成や並びをアピールする。「顔見せ」「選手紹介」「地乗り」とも言う。

★脚を使う
レース序盤~中盤で体力を消耗し、勝負所で実力を十分に発揮できないこと。

☆頭鉄板(あたまてっぱん)
1人の選手の力がダントツで、1着が鉄板のようにカタい(ほぼその選手1着で間違いない)というレースのこと。オッズがその選手中心に低くなる。同意語で『ヒモ探し』。『ヒモ』とは2着の選手のことを指す。

☆あっせん
JKAが各開催に出場する選手を脚力・脚質・地区バランスを考慮して決定すること。

☆アンコ
3車で並走する際の真ん中にいる状態の選手のこと。

☆イエロー・ライン
内圏線から3メートル外側にひかれている黄色いライン。

★違反
選手が競走時に違反行為をした際、その違反行為に対して違反点が付与される。「失格」「重大走行注意(重注)」「走行注意(走注)」という判定区分ごとに点数が異なり、その累積により、選手はあっせんをしない処置を受けたり、選手訓練の受講対象となったりする。
違反の代表例として、「斜行」「押圧」「内側追い抜き」「押上げ」などがあり
悪質と判断されれば、失格となる事もある。

☆インが開く
外帯線の内側を走行していた選手が外帯線の外側に行くこと。後続の選手は内側から追い抜くことができる。

☆イン詰まり
前方及び横を他の選手にふさがれてしまうこと。

★イン粘り
前方に位置し、目標としたい先行選手の上昇を待ち、その先行選手のラインに付けている選手と内側から競り合う戦法。

★イン待ち
先行選手の目標がいない追い込み選手が後方から上昇するラインに競りこむために先頭を走ること。

★インを斬る
後方から追い上げて先頭誘導選手を交わし、前方にいた選手を下げさせ、自分が先頭に立った上で自分が目標にしたい選手の上昇を待つ。

★インを締める
内圏線・外帯線の間を走行し、後続の選手に内側から抜かれないようにすること。

★内側追い抜き
前走する選手を内側から抜くこと。前走する選手が外帯線の内側を走行していた場合は失格となる。

★内を塞ぐ
外帯線の外側を走行していた選手が外帯線の内側に戻ること。後続の選手は内側から抜くことができない。

☆ウマ
先行選手のことを指し、機関車ともいう。

★追い上げマーク
先行選手の番手等、レースにおいて自分の欲しい位置を他の選手も主張している時、最初から競りに行かず、勝負所で追い上げて競りにいくことをいう。

★追込
先行型の選手の後方について周回し、最終の直線で一気にダッシュをして追い抜く戦法。

★追捲(おいまくり)
捲りもできる追い込み選手の脚質のこと。

★抑え先行
最もオーソドックスな先行の仕方で、後方から自分より前にいる他のラインの先行タイプの選手の所まで上がってきて抑え、自分がゴールまで逃げ切れるというタイングで駆け出す作戦。

★顔見せ
レースに出場する選手がレース前にバンクにて周回すること。選手はラインの形成や並びをアピールする。「脚見せ」「選手紹介」「地乗り」とも言う。

☆かかる
スピードに乗ること。「かかりがいい・悪い」と使われる。

☆賭式☆
車券の種類のこと。競輪には7種類の賭式がある。
車番3連勝単式 (3連単)
車番3連勝複式 (3連複)
車番2連勝単式 (2車単)
車番2連勝複式 (2車複)
枠番2連勝単式 (2枠単)
枠番2連勝複式 (2枠複)
拡大2連勝複式 (ワイド)

☆勝ち上がり
レースでの着位を基に、概定番組に従って翌日の定められた競走種目に進出すること。一般的には、決勝戦へ進出する権利のある競走種目(準決勝など)に進出することをいう。

★滑入
決勝線寸前に落車し、惰性で選手と自転車がともに滑り込んでゴールすること。
落滑入(らっかつにゅう)ともいう。

★カマシ
先行選手の戦法のひとつ。他の先行選手がスピードを上げないうちに、一気に踏み込んで、そのまま先行してゴールを狙う奇襲作戦。相撲のぶちかまし(立ち上がりの意表をついた技)が由来と言われる。

★差し
決勝線到達寸前において後方よりダッシュして先行している選手を追い抜いて決勝線に到達した場合をいう。
【関連用語】追込(おいこみ)

★直付け
先行選手の番手に位置すること。

★軸
①レースの中心となる選手。
②複数の組み合わせを購入する場合にどの組み合わせにも入っている買い目のこと。たとえば1→2・1→3と購入した場合は1が軸となる。

★自在
先行・捲り・追込みと、ケースに応じて何でもできるタイプの選手。

★失格
競走中に妨害行為や危険行為等の違反行為を犯した選手に与えられる、最も重いペナルティー。失格を命じられると即日契約解除となり、翌日以降に開催が残っていても出場することはできない。違反点は30点。

☆失格点
級班を決定する際に用いられる評価点を算定する際に、平均競走得点から引かれる点のこと。1回の失格につき3点を引く。

★車間を切る
前の選手との車間を空けること。

「は」行

☆ハコ
番手のこと。

★ハコサン
ゴール前の直線に先頭でやってきたラインの番手の選手が3着にしか入れなかったこと。

★バック数
最終周回のバック・ストレッチ・ラインに先頭で到達した回数のこと。選手の先行回数の指標になる。

★バックストレッチ
競走路で、発走機やゴールラインなどがある直線の向かい側にある直線部のこと。2コーナーと3コーナーの間の直線部。

★バックを取る
最終周回のバック・ストレッチ・ラインに先頭で到達すること。

☆バンク
競輪場・自転車競技場の競走路のこと。カーブは全速力でも速度を落とさず走れるよう、走路に角度(カント)がつけられている。日本の競輪場では、バンク1周の長さには333.3m・335m・400m・500mの4種類がある。

☆番組
あっせんされた選手の競走ごとの対戦選手を組み合わせ、車番を決定すること。JKAの番組編成委員が編成する。

☆バンクレコード
各競輪場の上がりタイムの最高記録のこと。

★番手
先行選手の後ろの位置のこと。追い込み選手にとってはもっとも有利な位置となる。
2番手、3番手とはラインの前から2番目、3番目のこと。特に2番手のことを番手、ハコという。番手選手は先行・捲りタイプの後方を固めて他のラインとの主導権争いをサポートする。

★番手勝負
ラインとして目標とする選手がいない等の理由により、選手が他のラインの自力選手の番手の位置を奪いに行くこと。「ハコ勝負」とも言う。

★番手捲り
番手から、捲りを打つ戦法のこと。

★ハンドル投げ
少しでも早く決勝線に到達するために、決勝線直前で、自転車のハンドルを前方に突き出すこと。

☆ヒモ
2着の選手のこと。3着の選手を「3着ヒモ」ということもある。

★蓋をする
後ろから上昇してきた選手が、前方にいる選手の横に並びかけ、その選手が前に出られないようにすること。

☆平均競走得点
一定期間内の競走得点の合計を出走回数で割った平均点のこと。選手の脚力の指標になる。出走表に掲載されているのは、直近4ヶ月の平均競走得点。

★ペース駆け
先行選手が自分のペースで先行すること。先行選手にとっては有利な展開。

★別線勝負
ラインとして連係すると思われた選手同士が、別のラインで競走すること。

☆ホームストレッチ
4コーナーと1コーナーの間の直線部。
バンクのホームストレート上に引かれたライン。ゴール線でもある。

★ホームバンク
各選手が普段主に練習に使っている競輪場のこと。

「ま」行

★マーク
①自力型(先行/捲り)の選手の後方につける戦法のこと。
②目標とした選手を追走したまま最後まで追い抜けず、2着でゴールした時の決まり手のこと。

★前受け
ラインとして目標とする選手がいない場合などに、先頭員直後の位置でレースを運び、展開に合わせて有利な位置を取ろうとする戦法のこと。

☆前々(まえまえ)
レース中に前団に位置し、チャンスがあれば他のラインに割り込むなどして有利な位置を獲得する作戦のこと。

★捲り(まくり)
①レース終盤に別ラインの先行選手を後方から一気に勢いをつけて追い抜いていく戦法。
②捲って1・2着となった際の決まり手のこと。

★捲り追込み
追込みと捲りの中間の戦法。

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